熊本県。動物の熊という字が県名についている。結構面白いと思う。この熊という字、音読みだと”ゆう”なのだそうだ。熊本県人ならみんな知ってる。この熊(ゆう)という字を名前にしているイチゴがある。2015年(イチゴの年)生まれの”ゆうべに”だ。イチゴは日本中で超美味しいイチゴが次々と誕生する。日本におけるベビーブーマーみたいな果物、そう、イチゴ市場は私の眼には激戦区に見える。
毎回、どんなことを教えてもらえるか楽しみに受講している新宿高野のフルーツカルチャー。今回は熊本のゆうべにイチゴだった。激戦区での商戦を強いられているゆうべにイチゴだが、案外のんびりしている。関東の市場にはまだあまりでていないからかもしれない。そういう関西や九州での売れっ子がひょんなことで、この教室にやってきた。果物は(まして高野フルーツの果物は)そのまま食べるのが一番美味しいのだが、あえて、いろいろな食べ方を提案してくれる。それもこの講座の楽しみ。
熊本の紅色をしたイチゴ。漢字で書くと堅苦しいので、(熊紅)(ゆうべに)と命名されたそうだ。本当に紅色の美しいイチゴ。ちなみに、熊本というとくまモン。ゆうべにイチゴの宣伝にも一役かっているが、ゆうべにイチゴのキャラクターは胸に”S”字輝く、三郎(さぶろう)。これは、イチゴがランナーというある種クローンで代を繋いでいく果物ゆえの命名だそうだ。太郎の株からしゅるしゅると蔓が伸びて隣に着地。そこから次郎が新しい株を作る。次郎からしゅるしゅると蔓が伸びて隣に着地。そこから三郎が新しい株を作る。
ゆうべにイチゴ美味しいよ!