楽しい三笠塾

1月9日に三笠塾総会を開催した。その際、強く感じたことがある。日本人、ベトナム人関係なく、そろそろ時代が次のフェーズに移行してきていて、それはまじめに、コツコツ、正直に、目立たないように、ということを否定する社会への移行だということ。こう書くと悪いことばっかりに見えるが、そうでもない。楽しいとか、ちょっと軽め、あまり思いこまずに、想いばかり先行させず、そういう社会に変わりつつあるんだと陽子先生が切り替えればいいということ。

1月15日にはもう30年以上主催しているピアノおよび楽器と歌の会の発表会を開催した。こちらも参加者はどんどん高齢化が進み、本人の固い決心とは裏腹に身体が動かない、家族が病気など、強い意志ではどうにもならない演奏者が増えてきた。結果、私がつくってきた歴史は大切に、でもあまり思いを込めるのは止めて、楽しく愉快に参加してね!という会に移行している。

私の父は90歳まで生きるとそこまでの予定をせっせと手帳に書き込んでいるような人だったが、60代の後半で亡くなってしまった。私は父に似ている。でもそうやって90歳まで生きると妙にがんばっている父を冷めた目でみていた自分がいる。私のこだわりはもっと短い設定をして、ここまで生きられた。へえ、あーよかった。とすること。父も私も設定はしている。そこが似ている。音楽会(WIEN-ADEL という名前をつけている)も長く続けば歴史になる、歴史になれば、みんなが出演させてくださいと頼んでくる。だから続けるのが一番大事!と考えていた。そして、音楽会は私の周囲にたくさんの歴史的できごとを作った。

三笠塾も同じにしよう。だから2023年からは、楽しい三笠塾。みんな遊びにきてね!

日本中から。

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