陽子先生の人生にずっと寄り添ってくれているもの。それは石田先生。もちろん。でももっとずっと長く一緒なのは、ピアノだ。それもテレビにでてくるピアニスト(演奏者)としてのピアノではなくて、陽子先生のピアノデビューはピアノの教師だった。ピアノを教える人。
楽器の演奏を上達させる方法は一つしかない。練習すること。もちろん日本語を含め語学も同じなのだけれど、語学はどうしても必要なもの。それに対して楽器の演奏は別にできなくても上達しなくても、かまわない。そこで、同じように子供のころから練習を始めた子も、中学受験、高校受験、大学受験、社会人になる。とどこかの節目で練習をやめてしまう。陽子先生は中学受験も大学受験も経験しているが、ピアノだけはしつこく続けていた。ずっとピアノを習っていた先生が、ことあるごとに”絶対やめないって約束したでしょ!”と怒るから。それとこれは小さなことだけれど、案外大事なこと。中級レベルまではやめずにいられるかということ。中級レベルに達するのが小学校卒業時なら、中学受験でやめてもいい。そんな物差しをもっていること。ここまでレベルをあげておくと、やめてまた弾く。ということが案外問題なくできる。石田先生はそういうピアニスト。
新年に三笠塾の教室運営の一環でピアノ教室も考えている。2024年度のフェイラーのタオルはピアノを弾く少女。これはまた奇遇。さっそく三笠塾にも飾って、ずっと続けているピアノの先生業。こちらも張り切って、がんばりますよ!そしてこちらは、新春に陽子先生が活けた蘭の花。