ひまわりの午後

手術して5日目。まだ陽子先生が痛みでひーひー言ってる頃、クオン先生がお見舞いにきてくれた。夏の花ひまわりのアレンジメントを持って。本当にうれしかった。元気出してくださいね、負けないでね。と言われているような気がした。花には不思議な力がある。優しく包み込んでくれる花、香りで癒してくれる花。力をもっともっと大きくしてくれるように感じる花。そんな花の力を今更のように感じた瞬間だった。面会も含めて戒厳令を敷いているみたいなこの病院。お花は私の両親の仏壇に持っていき、飾ってもらっている。父も母もお花が大好きだったからきっと喜んでくれているだろう。

3週目に入って、(入ってしまった。当初の予定ではもう退院しているはずだった)退院後に行くつもりだった予定をひとつひとつことわっている。左足への申し訳なさと、現状認識の甘さが、やっと現実注視の目線に変わった。ここは病院。守られて守られての生活。実際の生活はもっともっと厳しいのだ。またまた、左足に拗ねられて反抗されてしまいそう。なので今回は早め対応。

そして4週目に突入した今日、この大変にありがたい環境を絶対無駄にしないぞ!と覚悟を決めた。お医者さんの要求は2つ。筋肉を強化すること。新しい膝に慣れる様にひたすら動かすこと。かといって狭い病院内でできることは限られる。例えば病棟のフロアーをぽとぽと歩き回る。それでいいんですよと言われるが、私の左足はすぐに疲れて部屋に戻りたがる。そこで、遠出をすることにした。簡単には帰れない所を歩く。週末は病院内に外から人が来ないので、あちこち探検して、歩き回れる空間探しをした。携帯電話の万歩計もしっかり活用することにした。大体1回の歩行で1000歩。これを1日何回できるか?そんな風に考えている。

しっかり治して、早く退院する。結構難しい課題だが、私は大丈夫!

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