柿の葉が紅葉するころ

わが家の柿の木は毎年たくさん実をつける。柿が大好きなベトナム人たちに振る舞ってあげるのは無上の喜びである。ところが今年はひとつも実らなかった。ひとつも!ゼロ!こういうことはたまにある。私の亡くなった母は無類の柿好きで、父はよく母のために干し柿を作っていた。焼酎をへたにつけて渋抜きをして母に食べさせてあげていた。好きな人に好きなものを食べさせてあげたいという感覚は、そんな両親を横目でみていて養われたものだと思う。それなのに無残にも、今年は柿の実がない!

そして、代わりにと言っては何なんですが、、、、、と柿の木はびっくりするくらい美しく紅葉した。これは柿の木から私へのプレゼントだ!うれしかった。勝手に決めてるけど。このところちょっと人間関係で疲れていたし、正直、足の具合はちっともよくならない。特別なことしていないのによくならないと嘆いてばかりいても仕方ないのだけれど。

そして、11月20日。私のピアノの生徒が花束を贈ってくれた。”先生、今日はベトナムの教師の日です。””先生、おめでとう!”

柿の葉が紅葉するころ、ベトナムでは教師の日なんです!

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