1月の終わりに

コロナ禍の影響で大学卒業生の就職がなかなか決まらない。特に東京は難しい。東京は端的にいってしまえばサービス業の街である。コロナ禍はサービス業を直撃しているから、アルバイトも少なくなるし、就職先も減る。そんな中で、ちょっと視点を変えてみた。地方に就労してもらうのである。地方は基本的に人手不足だ。せっかく周囲の環境をうまく生かして、よりよい雇用を作り上げても若い人がいない。高齢者の雇用確保は重要だが、同時に若者が当たり前のように働ける環境を整備しておかないと片手落ちになる。そこで、この3月に大学卒業予定の2名を地方に面接につれていくことにした。オミクロン株のこともあり移動はどうだろう?ちょっと首をかしげたが、就労は早い方がいいですよ、と大先輩の助言もあって、面接に踏み切った。3月卒業ではないが、もう1名増えて4人で現地へ。男子学生はネクタイをきりっと絞めてスーツ姿。女子も白いブラウスに黒のスーツ。さすが大卒予備軍。力、入ってます。電車も空いていて、みんな勝手に好きなところに座って。

さて、面接です。とてもうまくいったんですよ。3人とも合格。本人たちも、実はもう東京は嫌だったんです。と、帰りの車内でいいだす始末。場所が特定されてしまうかもですが、あの有名な”さわやか”でハンバーグに舌鼓を打って、楽しい面接ツアーは無事終了しました。

1月の終わりは良い終わり。終わりよければすべて良し。3人の未来に栄光あれ!

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