7月5日 JLPT

いよいよ 三笠塾JLPTの日がやってきた。行事先生もタム先生もそして私も、この日のために一生懸命、勉強会を試験の準備をしてきたので、感慨無量の感がある。ざっと見積もったところ30人ほどが参加予定。そしてうれしいのは、もえか先生、しょうた先生が協力してくれることになったこと。

試験準備のため前日7月4日に、久々に三笠塾に集合。彼らの話を聞いた。大学の授業はすべてオンライン。まじめな二人は基本的に家から出ない生活をしているとかで、もえか先生は近所のスーパーと三笠塾だけしか行ってません、とのこと。一人暮らしで引きこもりみたいなものだから、すっかりやせてしまって気の毒だった。一方しょうた先生もアルバイトもできないし、しないし、ただオンラインになってすごくまじめに授業受けてますよ、とのこと。

オンラインというのは不思議な媒体だ。とても便利。なにしろ自宅にいれば、会議や授業の方がよってきてくれるのだから。私も授業をする側として、細かいところまで目が届くという意味ではオンラインはとても良いと思う。その分自分の方も授業の準備に時間がかかるし、手抜きはしっかり見られてしまう気がする。

今回のオンライン試験では行事先生が、そのあたりでとても腐心している様子が見て取れて、利便性の裏側の大変さを、お願いしておきながら、他人事とは思えなくなっている。大学の先生も大変でしょう。

一昨日からの情報だと東京での感染者が増え、7月中には回復予定だった日本とベトナムの航空機での移動が8月に持ち越されるらしい。ベトナムの送り出し機関は終着点が見えない状態での日本語学習に見切りをつけて実習生予備軍を自宅に帰しているそうだ。

実は、日本よりもベトナム側の方が悲観的だ。あきらめムードといってもいい。いくらがんばって勉強しても試験は中止。日本への渡航も先が見えない。ベトナム人は誰だって悲観的になり、あきらめる。こういうときに日本人は案外、しっとがまんする。でもベトナム人はそうはいかない。

だましだましのような明日のオンライン試験だけれど、ここは日本流。がまんして、がまんして。努力する。精進する。勉強する。お互いここまで日本語にかかわってきたのだから、私はあきらめない。私はがまんする。ベトナムのみなさん。私たちは呉越同舟ですよ。

試験が終わって、後期のスケジュールには会話のクラスを組んでみよう。美人でかわいいもえか先生を講師にして。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です