1月30日掛川面接会

MRCの戸田会長が三笠塾に講演に来てくださる、と提案があった時は、とてもうれしかった。4年ほど前、三笠塾の講師のために戸田会長は8月15日という夏真っ盛りの中、三笠塾に講演にきてくださった。

その時のメンバーは、行事先生、クオン先生、ニャン先生、タム先生。そのほか当日参加の生徒が2-3名。

もともとは私が三笠塾として参加している戸田会長の経営塾MRCの例会に三笠塾の生徒を連れておいでという戸田会長のありがたいお話から始まったものだった。

連れて行きたいのはやまやまだけれど、MRCのある掛川は東京から新幹線こだま号で約2時間。新幹線は高いので運賃だけで往復1人2万円。+MRCの会費が5千円から8千円。一人に3万円近くかけて60分ほどの講演を聞くというのは、いかにも効率が悪い。

躊躇している私に戸田会長は、ほれなら、俺が行っちゃる!と軽く引き受けてくださった。

それが。あの暑い夏の熱い講演会だった。講演会に参加した、ニャン先生、クオン先生、タム先生、行事先生。若い彼らは戸田会長の熱意によって、今では立派な社会人になり、三笠塾で大活躍している。

そして、コロナ禍で行動の自粛が求められる中、一方で経済は止めないようにという、相矛盾した状況打破のため、再び戸田会長は、ほんなら、俺が行っちゃる!と東京行きを決めてくださった。ありがたいお話である。

今回は、前回の講演会の実績があるので、タム先生はじめ何人かがパッと手をあげた。

だが、オミクロン株コロナ禍はどんどん感染者を増やし、テレビ報道は倍々ゲームのようなコロナ感染者情報に血道をあげた。

戸田会長も三笠塾側も実はとても冷静な受け止め方をしていた。が、それでも周囲の個々の感じ方考え方がある以上、どうしたらいいのか?悩ましい日々が続いた。

前々日に戸田会社から生徒たちの間でクラスターでも起きたらかわいそうだから、延期しましょうとお知らせがあった。私はそのこと自体に異存はない。生徒のためと言っていただくことは、本当にありがたいことだと思った。

が、一方で、この日のために就職面接を受けようと私が集めた学生が2人いた。

せめて、彼らの面接は、どこかでお願いできないだろうか?

恐る恐るおたずねすると、1月30日でもいいでー!

ちょっと急すぎません?

就労は早く決めた方がいいですよ、と戸田会長。

2人に連絡をとると、三笠塾でも、掛川でも同じだからいいですよ、とのこと。

そんなこんなで、掛川面接会は決定。

陽子先生は掛川に行くことになった。

1月30日は冬なんだから寒い。当たり前だけれど1月30日は特別寒かった。私は寒いと体が硬くなる。硬直する。が、なんとか就労させたい生徒のことを考えると、固まってなんかいられない。石田も超はりきってくれて、新宿駅まで送ってくれて、約束の時間の15分前についた。5分後に(前日急遽参加が決まった)タイさんが、10分後にラム君が。ところがリンさんが来ない。学費の送金に手間取っているという。

新幹線は予定の列車に30秒遅れで乗れず、慣れない就職面接チームは掛川通り越して豊橋まで行ってしまい、豊橋から引き返した。浜名湖の湖上を往復したことになる。

そんな我々を、上機嫌で迎えてくださった、トダックス戸田会長と奥様。

株式会社と―ダックス

まずは、お昼ご飯をと、地元で超有名な“さわやか”でハンバーグをごちそうになる。

東京から大学生の二人

独特のパフォーマンスでハンバーグを提供してくれる“さわやか”。地元企業の良いところが詰まっている。食べることが楽しくなる演出だ。三笠塾も日本語を勉強するのが楽しくて楽しくて!というような勉強会にしないといけない。

そして、面接をしてくださったトダックスのみなさん。ありがとうございました。

3名の面接者もぜひこの会社に入社したいという強い気持ちを抱くようになり、会社のみなさんも彼らを迎え入れてくださる準備を早々に始めてくださることになった。

素晴らしい!

戸田さんが運営されているトダックスは居住のあらゆる分野にわたって事業展開している。

ということは就労者はいろいろな業務を経験でき、自分の適性にあった仕事をさせてもらえるということだ。

彼らに限りない未来を感じて、掛川からの帰り道はとても和やかなものになった。

駅の売店で買い求めた静岡ゼリーとイチゴが美味しかった。

次回、掛川に行くのは、彼らが入社するときになるのかしら?

とても楽しみである。

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