6月も半ばを過ぎてしまった。毎日JLPT(日本語能力検定試験)の勉強会と受験生のことが私の頭の大半を占めている。先月末、うれしい知らせがあった。3年間の期間満了で泣く泣くベトナムに帰国した元実習生新ちゃん先生が、ベトナムでに日本の企業に就職した。3年前、まだコロナ禍になる前のことだった。とても羽振りがいい新ちゃんを羨ましがって、ベトナム帰国組が続出。罪な話だなあと思った。新ちゃんは実習生ながら必死に勉強してN1を取得している。当時、実習生がN1を取得する目的は皆無と言われていた。が、私はN2をとったら次はN1。当たり前でしょ。と勉強させた。よかったと思う。新ちゃんの成功譚はN1取得につきるのだ。だから、みんなわかってほしい。飛び立つ前の彼らの翼を強く大きくするためにJLPT取得を推奨している。
ツバメの子、今年は早々に両親の入居も決まり、卵を抱え、あっという間に雛がかえった。その後は三笠ビル糞だらけの日々である。雛は4羽。すごい量の糞が巣の下に溜まる。私はたくましくていいなあ、くらいで済ましていたが、どうなんでしょ?
そんなときに段ボールをビルの床にガムテープでとめて、糞受けを作ってくれた人がいた。太陽さんかなあ?事務所の人かなあ?
糞受けを作製したのは瑠美さんだった。三笠塾のAD。三星の社員。いつものように、”汚いから、、、、作りましたよ。”と一言だけ。でも瑠美さん、お手柄ですよ。この写真は、もうツバメが飛び立つ、まさにその日だから、糞はほんのちょっとだけど、ほんとにすごい量だったものね。汚さも。
過去には巣が落ちてしまう。巣から落ちてしまう。猫が狙っている。スズメがいじめる。いろんなことがあった。手伝ってあげて巣を再構築したこともあるし、そのまま他所の物件に転居しちゃったこともある。昨年は来なかった。(ツバメもコロナ禍に巻き込まれている?)が、ツバメはまちがいなく、巣立っていく。1年間、同じ巣で引きこもっているツバメはいないのだ。私の生徒たちも、みんな、みんな巣立っていく。なんだかツバメみたいね。
そういえば、私が桜上水のアパートの住人として最初にかかわったベトナム人留学性の名前は、YEN(イエン)さんという。ツバメのこと。やっぱり縁がある。