2021年の終わりに

2021年が終わる。ベトナム人たちとの付き合いが長くなるにつれて、彼らが真剣?にお祝いするテット(旧正月)の方が気になる今日この頃。それでも、日本人らしさは陽子先生の売りなので、年越しや新年のお祝いの仕方を彼らに説明する機会は多い。門松(かどまつ)これは、神様(ご先祖様)に家に来ていただく道しるべ。玄関の両脇に立てる。だから門松。そして家の中心に立てるのが中松(なかまつ)。なのだそうだ。三笠塾がある三笠ビルも私の家も門松と中松を立てる。が、ご先祖様が一緒にお正月をお祝いしている、という意識はあまりない。

お雑煮。関東は醤油仕立てで餅は切り餅。具は柏(鶏肉のこと)人参、シイタケ、三つ葉、あっさり薄い醤油味に仕上げる。一方京都生まれの友人の話では、関西は味噌仕立て。棒鱈と小芋、そして餅は丸餅。なのだそうだ。私は東京以外は知らないし、生粋の東京っ子でしかも東京の西側のことしかわからないのだが、東京を地元とする人たちは大体こんな雑煮を食べるはず。

年末に賃餅といって、つきたての餅を平たくのばして四角に切る、これを金額に応じて買ってくるというのが、私たちの家のやりかた。だから四角い餅を賃餅という。一方、関西は一個一個つきたてを丸める。だから丸餅。

関東と関西を比べるというのは、私たちの世代では結構面白い話だった。南北に細長い日本は北端と南端では極端に気候も違う。でも関東と関西は気候が極端に違うわけではない。でも、いろいろと違いがあって面白かった。最近は通信の発達と人の移動が簡単になって、関東と関西にあまり差が感じられないような気がする。

昨日、瑠美さんと太陽さんが渾身の掃除道で、せっせと掃除をしてくれたおかげで、12月まともに、家の中のことができなかった我が家もなんとか、新年を迎えられそうです。瑠美さんありがとう。太陽さんありがとう。

どうぞよいお年を!たくさんの感謝とともに。

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