私のハロウィン

10月31日はハロウィン。とてもお世話になっている人のお誕生日でもある。

詳しくは知らないのだが、ハロウィンというのはアメリカから伝わってきた風習で、日本でいうところのお盆みたいなもの。日本のお盆はご先祖様があちらの世界から一時こちらに戻ってくるのをお迎えする儀式。ご先祖様といっても私にとっては両親が帰ってくるので、近しい懐かしい気持ちになる。一方、アメリカのハロウィンは魑魅魍魎、お化けがやってくる、怖い!

日本人は、死の穢れを祓い終わって、向こうの世界に行ってしまった亡くなった人を怖いとは思わない。亡くなっても両親は両親。そういう考え方でずっときた。と私は思っている。昨今のハロウィンの盛況ぶりを見ると、もしかして日本人のご先祖様との長い時間をかけて培ってきた関係に微妙な変化というかヒビが入ってきたのかなと心配になる。

そういう意味で、日本のプリンセスの結婚が、私には気になった。最も日本的なるものを体現しているひとたち。どう頑張っても市井の我々には届くことのない高みを生まれた時から持っている人たち。それは彼らがご先祖様からずっとずっと受け継いできたものだ。近くはご両親。両親はその祖父母から。そうやって連綿と血縁を最も長い年月、最もピュアな形で保ち続けたひとたち。それが私たち日本の天皇家だと私は思っている。でも、私たち一人ひとりも同じように、両親を持ち、祖父母を持ち、ご先祖さんを持っている。だから、結婚は、そういう私たちをこの世に出現させてくださったご先祖さんに恥じない結婚をしたいというのが普通の日本人と思っている。(あくまで私は、です)だから、天皇家だから自由がないのではなく、ご先祖さんを大切におもっていたら、別の自由に関しての想いも生まれえたのでは?と。

 

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