8月初めに勝さんことカオタンさんとリエンさんの結婚式のため弾丸ツアーでホーチミンシティに飛んだ。6月半ばに手術、1か月の入院。まともに歩けない陽子先生。無謀なこととよくわかっていますよ。でも一方で、この結婚式がなければかなり急な手術に踏み切ることもなかったと思う。日程を思い切り短くして、ゆえに弾丸ツアーになってしまったのだけれど、それでも充分にお祝いできて、三笠塾の卒業生にも会ってきた。
ホーチミンシティ自体が5年ぶり。マジェスティックホテルも久しぶり。この印象的な名前のホテルは歴史にも登場する由緒あるホテル。ホーチミンシティにはこの手のホテルが何軒かあって、どこもそれなりに良い。ウエルカムフルーツに添えられたナフキンのたたみ方もかわいい。
8月5日の深夜にタンソンニヤット空港に到着。荷物がなかなかでてこなくて、カオタンとティエンの兄妹をだいぶ待たせてしまったが、首尾よく部屋に収まって、5時間もたつと、もう6日。結婚式当日だ。カオタン一家は敬虔なカソリック。まずは、一家が所属する教会で結婚式。白いアオザイの結婚衣装はシンプルだが、教会の結婚式によく映えた。とても素敵なカップル。そして親戚も近所の人もみんな信者さん。明るい教会の前には屋台の店が並び、ミサが終わると人々は軽食を取る。美味しそう。
赤いアオザイに着替えた新郎新婦は新郎の家で親族とともに、ご先祖様に報告する。ここで、結婚のお祝いの品やご祝儀が手渡される。昨年もクオン先生とチヤウさんの結婚式で同じような瞬間に立ち会った。親戚みたいな顔をして、(まあ日本での親みたいなものだから)私たちもご祝儀を渡す。赤いアオザイもすごく素敵だよ。
そして、昔、日本にもたくさんあった、結婚式場。300人ー500人が一挙に集まれる。そんな会場で、新郎新婦はタキシードとウエディングドレスに着替えて、入場。陽子先生と石田さんは、とても楽しくピアノを弾いて新郎新婦をお祝いした。結婚式の祝辞やピアノ演奏を陽子先生はいつも結構楽しんでいる。特にベトナムは人数も多いし。
私たちのテーブルには日本語得意という人たちが集められ、カオタンが日本に来るときの話や、三笠塾でのこと、いろいろな話に花が咲いた。安さんも婚約者と来ていたし、そう、今年、三笠塾は結婚当たり年。いいね!
カオタンの両親が、陽子先生にたくさんのお礼をいってくれた。そう確かにカオタンの一番大事なところには陽子先生がいる。カオタンは素直な良い生徒で、なんといっても三笠塾での社長第一号なのだ。さらに帰国の直前にバイクを駆って大山さんが訪ねてきてくれた。とても嬉しかった。
おめでとうカオタン。おめでとうリエンさん。幸せになってね!以下は結婚式の夜ホーチミンの店で食べた粽。