ゴジラが来た!逃げろ! もちろん逃げる!が、この2週間。元々悪かった陽子先生の膝は限界まで悪くなった。(と勝手に思っている。)なにしろ10分も歩くと痛くて先に進めない。朝起きて、今日は調子がよさそうと、少し早めに歩いていると5分もするとどんどん歩く速さが遅くなって、そのうちピタっと止まってしまう。階段を見ると、あー天敵がいる。と思う。
そんなこんなで悩みに悩んだ2週間。悶々としているところに、昨年末と今年の5月の連休に股関節の手術をした友人から手紙がきた。痛みに支配されていると、思考が鈍くなったり、考えが停止したり、足そのものもすごく大事だけど、仕事ができなくなるよ、と。自分は手術して痛みの支配から解放されて本当によかったと思っている。そんな手紙だった。
老人が嫌われるのは自分のことばかり、それも健康と病気のことばかり話すからとよく言われる。ふと、思った。このごろの自分。足のことばかり考えている。今日は外出しても大丈夫だろうか。足はどのくらい、持つかしら?足が痛くならないようにゆっくり歩こう。家にいるときもなるべく休んでいよう。足のため、足のため、足のため。
そうして、もしゴジラが来たら?私は逃げられない?
決心しましたよ。絶対に、この痛みの支配を克服しよう。まだまだ、自分の足で動きたい。まだまだ、みんなと働きたいから。ゴジラが来たら、超速い逃げ足で、向こうの山まで逃げてやる!ふん!