おとなしいベトナム人

7月19日ー22日そして24日ー25日のハノイ滞在で久々に会った人々。今回の旅のもう一つの目的についてちょっと書いてみたい。

ハイフォンの短期大学で日本語指導をしているカンさんは、三笠塾のレジェンド。三笠塾の黎明期に就労を指導したけれどうまくいかず、泣く泣くベトナムに帰国。当時から妻帯者でベトナム人留学生の中でもちょっと異色の存在だった。カンさんとのお付き合いで一番印象に残っているのは、JLPTの聴解が60点満点。ところが読解と文字語彙の点数が悪すぎて合格できなかったこと。ハイズーンのカンさんの実家を訪問する機会を作って、林の中のカンさん宅へ。庭には黒い子犬がたくさんいてとてもかわいい。こんな空間で暮らせるならベトナム暮らしも悪くない。と思ったけれど、どんどん成長する子供。現金収入を得る道がないこと。カンさんが再度日本での就労の機会を必死に探していることは理解できた。が、2018年コロナ禍前にハノイで会ったときは短期大学での講師職がよくあっているみたいで、日本での再度の就労の希望はなかった。今回、初めて彼の職場。学校訪問がかなった。ハイフォンでは大雨でびっくりしたけれどずいぶんと大きくなった息子と娘。よかったと思う。カンさんの短期大学がハノイに本校を持つ大きな組織と知って、楽しみになった。

フックさん。家を買ったフックさん。ハノイ在住のひとたちからもわお!と歓声があがったそれは、やっぱりたいしたことなのでしょうね>ハノイに家を買うことは。フックさんはとてもまじめで熱心な人。そしてコロナ禍を超えて会った印象が全然変わっていない。もう少し仕事の話なども聞きたかったけれど、それは次回の楽しみにしよう。

19日の夜、私はコロナ陽性です。と知らせてきたチャンさんこと瑠璃さん。とても会うのを楽しみにしていたので、がっかり残念。そしてやっぱりコロナ禍は現実で、すぐ近くにもあるのだなあと実感した。急遽夢先生にアテンドをしてもらうことになったけれど、瑠璃さんに会えなかったのは本当に寂しい。

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