百日紅 さるすべり

残暑が厳しい夏の日。公園で、庭で、ピンクの花が見事に咲いていた。”百日紅”さるすべり、である。

昔々、自宅の庭に百日紅の木があって、よく登っていた。私は運動神経が鈍い。あまりよくないので、よく転んで両親を心配させたが、この百日紅から落ちた記憶はない。プレートの屋根を踏み抜いて、見事!すとーん。と1階まで落ちたことは、ある。スカートは大きく裂けて巨大なかぎ裂きになり、お尻を嫌というほど打ったが、なんともなく、何で2階から落ちてきたの?と言われて、痛いとも言えず、我慢した。

中学校の大掃除で、同級生が2名、窓ガラスを拭いていて、二人一緒に転落。骨折した。太った人が下で、痩せた人が上になっていて、駆け付けた校医さんが、細い方が上でよかったね、と言った。太った人の下敷きになったら、細い人はもっとひどい骨折してましたよ、と先生に話しているのを聞いて、私は2階から落ちても、骨折もしなかった。もしかすると、猿並みに身が軽いのかも?と思った。

さるすべり、、、猿も木から落ちる、の連想で、ふと、そんなことを思い出した。

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