日本人はあまり海外に行かないし、外国人が外国からきていることにも案外無関心だ。
日本のパスポート 日本国が日本人である証明としてパスポートを日本国が発給してくれる。これは日本人が日本以外の国で、日本人であることを証明できる唯一のものだ。これがないと出国できないし、他の国に入国できない。日本のパスポートはとても強力な力をもっていて、世界中のほとんどの国で使える。
急にVISAのことが気になってきた。理由は、コロナ禍の中、周囲で盛んに発給されるようになった特定活動VISAのことを思い出したからだ。ベトナム人と深く関わりあうようになって、半端なく気にしなければいけなくなったことの一番大きなことが、VISA。在留カードだ。私がいくらやきもきしても仕方ないことだが外国人とかかわると一番心配しなければならないことである。ありがたいことに、三笠塾の塾生も三星アパートの住人も就労者が増えてきた。就労者であれば、28時間の時間制限もないし、労働に見合った充分な収入が期待できる。
そんな中で、昨年からのコロナ禍は別の心配を運んできた。と同時に”特定活動VISA”という今まであまり発給されなかったVISAの存在が浮き彫りにされている。私の認識する”特定活動VISA”というのは、専門学校を卒業して、専門士の資格を持った生徒が卒業までに就職ができず、期間延長として発給されるもの。いわば就活VISAだったが、コロナ禍において、期間満了だが帰国できない実習生、卒業したけど就職も帰国もできない留学生などにも発給の範囲が拡大されている。特定活動VISAで実習生をそのまま続けている元実習生もいれば、期間満了後、仕事がないので滞在可能の証としてのみ特定活動VISAを持たされている者など、さまざまだ。
こういう機会にちょっとだけVISAに関心を持ってもらえたらいいなあと思う。