社会への扉を開いた経験

大学生にとってアルバイトは単にお金を稼ぐための手段というだけではない。それは、教科書からは決して学ぶことのできない、社会の仕組みや人とのかかわり方を肌で感じる貴重な学びの場であるということだ。私もまた、アルバイトという社会への扉を開いた経験を通して2つの大切なことを学んだ。

一つ目仕事に対する「責任感」の重みだ。学生という立場であっても一度職場に立てば、一人の働き手とみなされる。自分の行動ひとつが、お店や会社の評価、そしてお客様の満足度に直接つながる。最初は戸惑いもあったが、任された役割を最後までやり遂げること、時間を守ること、常に最善をつくそうと努力することの大切さを実感した。この経験は私に社会の一員としての自覚を芽生えさせてくれた。

二つ目は多様な人々と協力して働くことの難しさと面白さだ。職場には、年齢も経歴も異なる様々な考え方を持つ人々が集まる。大学の友人とは違う。世代の離れた方々と円滑に意思疎通を図り、同じ目標に向かって協力する過程は、私にとって新鮮な挑戦だった。空いての立場を尊重し、自分の意見を的確に伝えるコミュニケーション能力が、チームで何かを成し遂げる上で不可欠だと気づかされた

このアルバイト経験で得た責任感と協調性は、今後の大学生活はもちろん、いずれ社会に出た時にも必ず私の礎となるだろう。これからも、この学びを胸に刻み、日々の学業に励んでいきたい。

2025年8月31日 モズ記者 記事

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