日本語の略語について

日本語が母語ではない私は、略語をそのまま覚えています。

その言葉が略されたかどうか、正直わかりません。

陽子先生のクラスの宿題がきっかけで、日本語の略語を調べたら、意外に面白いことがわかりました。

特に普段何気なく使う“切手”という言葉です。

切手の元の言葉は“切符手形”です。切符の意味はチケットの意味です。手形は経理の用語だとお金と交換できる紙という意味です。

どちらでも、切手の意味をもっていますが、私の考えでは、手形はいつでもお金にすることができますが、切符にしっちゃたら、お金にかえることができないですよね。切手はお金と同じ価値をもっていますが、お金から切符にしっちゃったら、お金に戻すことはできないです。ですから切符と手形、両方が必要になりますね。

漢字の略語だけではなく、カタカナの略語も驚きました。

例えば、カラオケという言葉です。もともとのカラ(空)オケ(オーケストラ)から略されました。カラオケは昭和46年に神戸で、バーやスナックでお客さん用のカラオケ装置が登場して以来、日本全国をはじめ、世界中で広く使われています。

日本語漢字で作られたと思いきや、日本語と英語の組み合わせで作られました。言葉は時代の流れの中で様々に変化していきます。

そもそもカラオケは音楽用語で、歌手が練習する時や、レコーディングの時に使う、伴奏だけを録音したテープやレコードのことを“カラオケ”と呼んでいました。

略語は日本語だけでなく、英語でもよく使われています。例えば、NGやOKという言葉です。

OKはベトナムでもよく使われていますから知っていますが、NGはしりませんでした。

OKは“allcorrect”の意図的なミススペリング”oll correct”の頭文字である。またいわく、1840年代アメリカ大統領候補者が、ニューヨーク州キンダーフックの出身だったことから選挙運動のスローガンにオールド・キンダーフック(OldKinderhook)の頭文字が使われたことに由来するそうです。

NGはNo Goodという意味ですが、そのまま翻訳すると、ダメ、よくない、という意味ですが、日本語では、いろいろな場面で使われています。

例えば「事務所の方針でNGがでているから、あのタレントは絶対汚れ役はやらないよ」「これ以上NGを重ねるようだったら代役を探すから、充分覚悟しておけよ」「明日彼と100日記念日のお祝いするから、飲み会の参加はNGよ」」などです。

こんな風に日本語は漢字やひらがな、カタカナだけでなく、英語(ローマ字)でもとてもよく使われます。

日本語は略語がすごく多い!さらに英語の略語も日本語風にして、英語の意味とは違う言葉としても使っています。日本語は何でも、どんな言葉でも使ってしまいますね、

日本語は時代に応じて本当に目覚ましく変化しています。

切手という言葉ひとつとっても、日本語って面白いですね。

2025年9月24日 ホオジロ記者 記事

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