インコにお尻をつつかれて困ってしまって、あらまぁ!なリス君。伊豆、熱川にあるバナナワニ園での一コマだ。インコの檻の隙間からインコの餌をちょっと食べちゃう。利口なリス君の離れ業の瞬間をゲット!と思いきや、リス君はインコにお腹やお尻をつつかれて、痛い、痛い。
最近、熊に遭遇して惨事になるという事件が続出しているが、里山の境界線があいまいになり、このリス君のように、ちょっとうまいこと人間が飼っている動物に提供する餌を横取りする、あるいは、動物好きの優しい普通の人々が餌をあげて、それをパクパク食べるのが当たり前になってしまうそういう動物たちを見ていると、いつしか人間は、無責任な愛情をもってしまう。私たちは安全な所にいて、私たちは関係ない。関係ないけど、動物は可愛いのだから殺さないで!殺しちゃ嫌!でも、彼らは人間の生活を脅かす、その時はやっぱり殺さなきゃと、無責任な言葉だけの応酬が続くようになってしまう。
野生動物も生きているし、人間だって日々の生活がある。生きている。
さて、リス君はどうする?尻尾を巻いて逃げる?お尻をつつかれても貴重な餌場、確保し続ける?リス君には選択肢がある。ゆえに”どうする、リス君!”
そして、こちらは悠々自適のマナティー。狭い水槽に閉じ込められてと、この環境を憤る人もいる。マナティーには選択肢がないからね。
マナティーがこの水槽の中で、ゆったりと餌を食み、ゆらゆら夢を見ているように感じられるのを見ると、いつまでも元気でね!と甘酸っぱい気持ちになるのです。