マジックアマリリス

3月半ばに不思議な球根を手に入れた。マジックアマリリス、という。大きな球根だけ、水も土も何もいらない。そのあたりに転がしておけば、だんだん芽がでて花が咲くという。三笠塾の一番日当たりのいい場所において、それでも気になってずっと見守っていた。1か月が過ぎても変化なし。2カ月たっても変化なし。もうだめなのかなあ?と諦めかけたら、突然ぐんぐん伸びて、あれよあれよと花が咲きそうになった。

そこでまた停滞。ずーっとそのまんま。あらーどうしちゃったの?三笠塾の誰かが、球根にお水あげたんですね。かわいそうと思ったみたい。でもマジックアマリリスは水をあげてはいけないんです。あわてて水を切って、今度は家に持って帰りました。家にはお花の天敵、猫の志津がいます。ちょっと油断すると葉っぱでも花でもたべてしまう。それも陽子先生への腹いせみたいにむしゃむしゃ食べる。志津のあくなき攻撃を避けられる唯一の場所、わが家のトイレで、マジックアマリリスは見事花開きました。

不思議、生きた花なのに、水を吸っていないせいかしら?まるでロボットみたい。でも一方で人間よりも人間らしいロボットもいるのが、この世界。

マジックアマリリスは人間より人間みたいなロボット。

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