7月22日。調度一カ月前。私はハノイからダナンに移動した。太陽さんと朝食にフォーを食べ、出勤途中にフォーを食べながら靴磨きをしてもらっている人がいるのを、へえと面白く眺めた。今日で太陽さんともお別れだ。思いがけずに一緒にいられたハノイの2日間。親子みたいなものだけど。優しい息子と過ごせて私は幸せだった。夢ちゃんが迎えにきてくれた。3人でタクシーに乗り、太陽さんをバス停で下ろして、私たちはノイバイ空港に向かう。夢ちゃんは聡明な女性だ。午後には石田一行のアテンドも頼んでいる。夢ちゃんのおかげですんなりボーディングも済み、4-5時間後にはダナンで再度会うことになる。飛行機はギューギューの満席だったが、悪名高いべㇳジェットと違って、きちんと時間通りに飛び立ち、時間通りにダナンに到着した。クオン先生が空港まで迎えにでてくれて、ホテルに行く。明日が結婚式のクオン先生は忙しい。一人で平気だよといって、ハノイのホテルとは全然違う開放的で快適なホテルの部屋で荷物を開けてびっくりした。式服のアオザイ一式は持ってきたけど、着替えの洋服がない!
時間はある、そうだ買いに行こう。ホテルのフロントに相談すると近くに市場があるという。てくてく歩いて15分ほどの市場に入った。果物や野菜、土産物屋、うーん、確かに市場だ。ふと上を見上げると2Fにぐるりと洋服や靴の店がぎっしりと並んでいる。さっそく洋服探しを始めた。アオザイのオーダー、スカーフや帽子、いろいろあるけど今一つ私がほしい洋服が見つからない。フロアを2回往復したところで、やっと普通の洋服を売っている一角を発見。ワンピースを2枚決めた。店の人の言い方だと2枚で日本円で7500円。ここまで高くなったかと、やめようかと思ったら、十分の一。750円だった。喜んで買いましたよ。戦利品を抱えて部屋に戻ってさっそく試着。調度いい。ベトナム人も全体に大きくなっているみたい。私が痩せたということはないもんね。これでダナンでの衣装は大丈夫。そうだお化粧しよう。お化粧も済んで、部屋でのんびり到着を待つ。待つ、待つ。待つ。クオン先生からべㇳジェットは到着が遅れます。との連絡。待つ。待つ。待つ。窓の外は黄昏て、暗くなってきた。船に灯りがともって綺麗。いつの間にか夜景になっている。待つ、待つ、待つ。石田一行がダナンに着いたのは予定より2時間以上遅れて、20時30分。
すっかり疲れているであろう日本人、だて先生、夫人、林さん、熊谷さんそして石田さん。アテンドの夢ちゃん。ダナン人のクオン先生の友人グエンさんとレさん夫婦。そしてクオン先生とチヤウさん。みんなで食べに行った夕食はミークアン。ダナンの汁なし麺。お腹すいちゃって待ちくたびれて、とっても美味しかったですよ。空腹というのは、一番のごちそうですね!なーんて日本人の誰かが言いました。