京都に行きました

11月1日 素晴らしい秋晴れの空の下、満員御礼の新幹線で京都に行きました。コロナ禍ですっかり御無沙汰になってた経営塾の勉強会参加のためです。新幹線からは見事な美しい富士山をたっぷり眺め、最近ご無沙汰の大好きな辻真先の小説を読み、気分良くすごしました。最近、PCの使い過ぎで視力、眼力に衰えを感じ、なかなか自分の好みの小説読書ができずにいましたが、再開できそうです。加えて、日本語勉強会のための大変有益な参考書”漢文の素養”。この本は新書ですが、目からうろこの漢文に関しての知識がつまっています。

1日目は晴天の中、完璧にたてた計画の元、”六道珍皇寺”と”六波羅蜜寺”にお参り。混んでいる所は嫌だいやだと言いながら八坂周辺の小道を若者に交じって歩き回りました。紅葉には少し早い感じでしたが、京都のお庭が大好きな夫の希望で、高台寺のライトアップを拝観。これが素晴らしかったのです。水面に映る紅葉を含めた緑の葉影がまるで深い谷にいるような気持ちになります。本当に美しかった。私は足に欠陥があるので、階段の下りが苦手。ましてお寺の庭はでこぼこ。結構な荒行でしたら行った甲斐はありました。もう一度行こうと言われると、うーん、ちょっと考えてしまいますが。

 

宿は2020年2月オープンのロイヤルツイン八条口。京都駅の南側にこんなにいっぱいホテルがあるなんて全然知りませんでした。しかもみんな小型のホテルです。ロイヤルツインも明るくきれいで、よく工夫されたしつらえのホテルでしたが、なにしろ狭い。私たちは持ち物がとても多いので置く場所がなくて困ってしまいます。それでも新装開店のホテルはきれいで過ごしやすかった。場所も京都駅新幹線口からすぐですし。

11月2日は京都国際会議場で勉強会。あいにくというか、昨日とはうってかわって大雨。女心と秋の空。昨日の晴れ間がうそのよう。室内缶詰の勉強会なのでお天気は関係ないのですが、ちょっと暗くなりますね。久々の勉強会は熱がこもりました。ゆえに全く無駄のない勉強会。内容は別の機会に書いてみたいと思います。

そして3日目。義母と夫と、3人ともはっきりいって若くないので、今回は観光タクシーを頼みました。訪問予定地は宇治平等院、黄檗宗万福寺 と京都の南側です。朝9時にタクシーは到着。運転手さんも年配の人なので、年よりの気持ちがよくわかる。11月3日は、昔の明治節。明治天皇のお誕生日です。今は文化の日と呼ばれて祝日になっています。運転手さんが粋なおもいつき。明治節ですし、明治天皇の御陵に行きましょう。

京都が好きな友人はたくさんいます。お茶人もいますし、学生時代は必至にお寺さんめぐりをしました。仏像が好きでした。今は京都はすごく混んでいるし、だったら他に行きたいところもたくさんあるしと思っていましたが、こうしてきてみると本当に、来てよかった。幸せ気分。

京都でも南の方が私は好きです。伏見の稲荷や東福寺。泉涌寺。そして、今回は行きませんでしたが秀吉ゆかりの醍醐寺三宝院。でも宇治まで足を延ばすのは修学旅行以来です。

宇治の平等院。修学旅行ではなんて大きな立派な建物なんだろうと思いましたが、今回の印象はなんてこじんまりとした雅な建物なんだろうということ。これが年齢を重ねるということなのかもしれません。

平等院のそばのお寺を拝観できるならひとつふたつ、とお願いしたら、三室戸寺いいだろうと連れて行ってくれました。ここはあじさいで有名なお寺です。昼食は予約をしておいた、黄檗宗万福寺の普茶料理。肉や魚を一切使わない、文字通りの精進料理。肉が好きな義母は不満たらたらでしたが、私は好きなんですね。普茶料理。関東では高崎から車で30分くらい山の中に入ったところにある少林山達磨寺が普茶料理を提供していましたが、これも昔の話。今はもうないかもしれません。ということで、やっとありついた普茶料理。おいしくないわけがない。彩もとてもきれいですし。朝早くからたくさん歩き回って、まだ14時半なのに、少々疲れてきました。早めですけど、今日はここまでにしましょうか?

京都駅に戻って、予定よりだいぶ早い新幹線(こちらも満員御礼です)で東京に戻りました。

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