陽子先生にも弱みはある。天敵もいる。この2年ほどの最大の天敵は階段だ。手術後のリハビリがちょっと足らず、階段の昇降がだめ。そりゃ、ちゃんと階段上がって、降りて、ついでに一段あかしとか後ろ向き昇降とかもやりたい。でも、だめなのだ、普通に階段の上り降りができない。ので、天敵その1。天敵その2が、9月初めからずっと陽子先生に取り付いて、天敵ぶりを発揮してしまっている。咳。元々喉が弱い。この夏の暑さの中で、エアコンの風には最大の注意をはらってきたのに、9月初め、ちょっと油断したら、冷えた室内と大汗かく屋外の温度差に負けた。しかも天敵その2は手強く、未だに陽子先生を悩ます。9月22日-24日。音楽会があった。弾く方と聴く方両方、という3夜連続の年の初めのころから計画して楽しみにしていた時間だ。あーそれなのに、天敵その2は容赦ない。咳しちゃったらどうしよう。そんなことばかり考えて、でも、やれること、おもいつくこと全部やって、、、、、なんとか3日間を乗り切った。
この天敵その2と戦っている時、三笠塾では、進学相談という重大な局面をむかえていた。来年3月日本語学校を卒業する生徒は8月くらいから学校探しを始める。大学に行くのか、専門学校にいくのか。では、本人の日本語能力でどのくらいの学校なら入学できるのか?機会は案外多い。が。受験料は35000円と高額なので、あちこち受験するわけにもいかない。日本語学校が推薦してくれるところが本人の将来に絶対的に有効かということも見極めないといけない。案外、この進学相談が陽子先生の天敵その3。なのかなあ。