柿の実 柿の木 ハットリ君

昔々 大好きな漫画があった。アニメや実写にもなったと思う。忍者ハットリ君。

柿の木登って、柿の実を取る。降りた所に犬がいた。そんな主題歌とともに急に思い出したのは、今年の柿の実がとても立派だからだ。犬や猫だけではない。ピアノもそうだし、蚊やハエのような虫もそうだが、案外、私たちの言葉をしっかり聞いている。陽子先生は虫に好かれる。周囲が言うには、太っていて美味しい血をもっているから蚊が飛んでくるんだというが、じゃあ何でゴキブリが寄ってくるのよ!と思う。来ないでよ!という陽子先生の言葉に反応しているみたいだ。猫も、うっかりお前のためにこの餌は買ってくるんだよ。重いのに。なーんていうと、食べなくなる。ピアノも(そろそろ20年くらいたつが)買ってすぐは、あまり音の鳴りがよくない、引き籠ったような音のピアノだった。まあ、わたしにはピッタリかも、といったら、それを聞いていた巧断の先生が、そういうことを言うとピアノが益々引き籠っていい音ださなくなるわよ!とおっしゃる。それからは褒めた。いぶし銀のようないい音。魅力的な柔らかな音などと。今現在、このピアノとても良い音を紡ぎだしている。そう言葉は大事。柿の木も、今年は早々に花が落ちてしまい、夏の暑さもたたって、実の成りがが悪かった。今年は柿は駄目だねー!と言っていたら、なんのなんの。数が少ない分、大きな実が成っているいる。11月も半ばを過ぎ、そろそろ冬の足音を聞く今日この頃、陽子先生もハットリ君になって、柿の木登ってみようかな?と言ったら、生徒が大反対。先生が登って、降りられなくなったら、大変!やめてください。なんて優しい生徒たち。(でもどうも違うみたい。陽子先生をおろすのが大変だから、)うーん。本当のことだけにつらいね、でも大丈夫。足が悪いから、登れないから、ね!

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