オープンキャンパス

ハノイに文廟というベトナム最古の大学の遺構がある。入り口に鎮座している狛犬は日本の神社の狛犬とちょっと違う?が、ベトナムの大学受験者もお参りにくるという文廟はとてもありがたい歴史的スポットだ。

ベトナムはアメリカなどと一緒で、夏休みを終えて新入学が始まる。小学校、中学校、高等学校は9月1日始まり、5月31日で1学年が終了する。大学はもう少しフレキシブルなところがあって、一概には言えない。日本のように一斉に入学、一斉に卒業。就活。という動き方はしない。一方、ベトナムでは大学卒業資格は大きな価値を持つ。けれど、大学卒業資格を持っていればいいというものでもない。ベトナムから海を越えて遠い日本にやってくるベトナム人の若者と接するにつけ、この辺りを理解したうえで彼らとの関係を築いていくことの重要性を切実に感じる。

久々に、進学相談が相次いていて、三笠塾の講師も、なにより陽子先生自身、とても忙しくなっている。現在、東京の大学は留学生向けにもオープンキャンパスを積極的に行なっているので、進学相談にきた生徒には経験値としてオープンキャンパスに行くよう勧めている。過去には、生徒5人連れて、東海大学の相模原キャンパス訪問したこともある。昨年はレント君につきあって、日大文理学部や明治大学も見に行った。今年は、講師について行ってもらう。オープンキャンパスでは見学の生徒にいろいろと親切にしてくれるので、案外評判がいい。結局は、学費とご相談、という話になり、奨学金や授業料減免の話には成績が絶対的にものを言う。お金がないから奨学金ほしい。少しでも学費が安くて入学試験が簡単なところがいい。という生徒。あんなにちゃんと試験受けておくようにいったのに、毎日の勉強が大事だよっていったのに、とこの辺りから怒声を張り上げる陽子先生。

本日はとうとう、バナちゃんが音をあげた。陽子先生は怖い!べそべそ、べそべそ、泣く。そーです!陽子先生は怒っています。何で怒っているかは自分で考えてね!なんて言っても考えるはずもなく、でも、若いかれらに若さを無駄にしてほしくないなあと、だから怒るんだけどね。

突然ですが、秋の花の美しい花束を怒る代わりにあなたに差し上げますよ。

 

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