富士山二景

9月初めにハノイに行った際、ベトナムエアを使うことになり、ちょっとドキドキしながらの搭乗。行きの飛行機の窓から夕暮れの富士山がくっきり。美しかった。思わず写真をパチリ!富士山はいつ見てもどこで見ても基本的に美しい。同時にドキッとするような瞬間を作り出す不思議な山だ。写真家が最高の富士山を撮影するため何時間も何日もかける。ところが、陽子先生のような素人が飛行機の窓から撮った写真でも、ドキッとする姿が写っている。たまたま搭乗したベトナムエアが16時出発で、富士山上空を飛ぶのが夕暮れ。写真を撮った後も、その姿が窓の中から消えてしまうまで、ずっと眺めていた。

ハノイでは40年に一度というヤギ台風に遭遇。それはそれで貴重な体験ではあったが、被害の大きさに、あの子の家は大丈夫?という話が次々とでてきて胸が痛くなった。ベトナムの、それも、ハノイが台風や大雨に襲われるようになったのは、最近のことのように思う。異常気象はもちろん日本だけのことではないが、しとしとしとしと、女性の涙のような雨が降る街といわれたハノイが、このところ大雨、洪水と大の大人の大男が大声で泣くような雨になっている。

台風の影響を受けなかった帰りの飛行機。(ベトナムエアのお蔭だ。日本の航空会社はハノイ空港閉鎖のあおりで、軒並み延着。結果、時間には飛べなかった。)申し訳ないような話だが、ベトナムエアに乗ったお蔭で陽子先生は予定通り東京に戻ることができた。さらに、機上の人になるとすぐものすごく可愛いベトナム女性ADがもう夜ですから寝ましょうね!と毛布までかけてくれたので、飛行機では絶対寝ない陽子先生、不覚にも夢も見ないで寝てしまった、というオマケつき。飛行機が到着する1時間くらい前、夜が明けて、さて、窓の外に見えるのは、あー、富士山。朝の富士山も美しい。またまた思わず写真をパチリ。パチリ。パチリ。富士三枚。

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