4月5日は父の祥月命日だ。もう四半世紀も前のことになる。桜の花が満開になり、はらはらと散る中、父は返らぬ人となって自宅に戻った。葬式までの1週間は大雨で、私には父が、戻ってきたいと泣いているように思えて、死んでしまった父がどうやったら帰ってくるか、ずっと真剣に考えていた。桜の花というと、感傷的になる。一方、夫は柄に似合わず花を見るのが好きだ。よく花を見に行こうと誘ってくれる。でも、父の死から四半世紀が経過した今の私は、残念ながら、足がいうことをきかない。和歌山県にパンダを見に行きたいし、ツシマヤマネコに会いに対馬にも行きたい。八丈島のフリージア祭りも毎年計画倒れになる。あー、もっと早く行けばよかった。花が咲いたその後に、咲く花のことを言ってみても始まらない。そうそんなことばかり思う今日この頃。
一方で、足が悪い私なのに、このところ遠出が続いている。遠出をすれば、やっぱりあるかなきゃならないから、結果として、無理をしているのか、運動をしているのか、よくわからないままに、3月4月の陽子先生は活動的だ。