三笠塾の目的目標。JLPTの日がとうとうやってきた。昨年7月の試験はコロナ禍でベトナムが早々に中止を決めて、日本ではどうなることかとヤキモキしていたが、やっぱり中止になってしまった。三笠塾独自のオンラインによるJLPT模擬試験を実施。それなりの成果があったと思ったけれど、モチベーションががくっと下がり、後半の勉強会も半信半疑で、12月は本当に心配した。12月の試験結果が思いのほかよくて、2021年三笠塾のオンライン授業を後押しした。そして、7月4日。今回は講師にも試験を受けてもらった、問題文の分析のためだ。試験終了後、ほどなくして講師から続々とメールがはいり、陽子先生はぞくぞくした。3日前に特訓したあの文言も出題されてる。この文字はやっぱり必須。最後の1週間。オンラインながら生徒と一緒に夜中まで日本語と格闘したことが、遠い夢のように次々浮かんでは消えていく。受験した生徒に直接、どうだった?と聞く勇気はなかった。
コロナ禍の前は、JLPTそのものがお祭りみたいで、終了すると、みんなはカラオケやボーリングに繰り出していった。試験前は、”先生、ひとり180円ください!”と言われて、180点満点とるためのお守りと聞いて、180円分の小銭をたくさん用意した。そのおかげで無事合格です!といってきた子もいた。今回の試験にはそういう騒ぎはない。
陽子先生がひとつだけ願いをかけた場所。デパートのイベントで七夕の短冊を見つけた。ひとりひとり、あの子、この子、と名前を書いて合格祈願をしたのだけれど、ちょっと場違いだったかしら?