プルーン

長野在住の古くからの友人が生食用のプルーンを送ってくれた。毎年すごい人気で、さらに今年は春先の霜が原因で不作。周辺の住人が我も我もと買いに来て長蛇の列になったらしい。

同じころ、楽しみに通っているフルーツカルチャー教室でも生食用プルーンが登場。不作の年なのに申し訳なくも二重に貴重な味を楽しむことになった。

何年か前に、初めてこの果物を口にしたときは、きれいな色なのに、皮をむき、中身だけを恐る恐る食べた。正直あまりおいしいとは思わなかった。長野出身の別の友人にこの話をしたら、なんで皮剥くの?と聞かれて、食べられないかなあ。と思った。と言うと、あれは皮が美味しい。栄養もある。ちょっと固い感じがするかもしれないけれど、皮ごと食べないと意味がない、とのこと。

でも、美味しいと感じられないままだったが、昨年急に!まるごとかぶりつくプルーンのおいしさに目覚めた。酸っぱいのだ。この酸っぱいのがいい。

プルーンは食する時期も短いし、生産量も少ないし、見た目もそれほど豪華でも華奢でもない。しかし、中途半端な大きさのこの実の中には、栄養と美味しいが詰まっていた。

だから、海外では生食はせず、ジャムなど火を通して保存食にする。そうそう”ミキプルーン”というのもあった。今年はもう食する期間を過ぎてしまったが、来年はぜひ、食べてみてほしいと思っている。

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